
山本容子さんは「物語が頭の中で科学変化」する、創造の世界を作り出しています。
大学で出会った銅版画に魅せられて、35年描き続けてきました。「絵は見てもらってこそ完成する」をモットーに、活躍中です。
本の挿絵、装丁から教会やホールの壁画、食器のデザイン‥、昨年は東京の地下鉄駅構内にステンドグラスを完成させました。
新著「山本容子の姫君たち」では、源氏物語、更科日記、堤中納言物語などに出てくる平安時代の少女を描きました。
伸びやかな線、生き生きした表情。「自分の少女時代を思い出して、ワクワクしました」自らの思い出を織り交ぜたエッセーも書き下ろしています。
「物語をどうやって一枚の絵にしていくか。私の頭の中に有るものが科学変化して、あるタイミングでパッと絵になる。その瞬間が好きです」と語っています。
◎『山本容子(ようこ)』=1952年生まれ。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。83年韓国国際版画ビエンナーレ優秀賞、92年「Lの贈り物」で講談社出版文化賞ブックデザイン賞、07年京都府文化賞功労賞、等を数々受賞されています。

