
江戸時代の貝原益軒の著書「養生訓」に“どうすれば健康的に暮らせるか”に付いて細かく書かれています。その中に「古人“禍いは口よりいで、病は口より入る”といえり。口の出し入れ、常に慎むべし」と教えています。口は全身の健康状態に影響を与える器官です。
貴方は「どこから老化を感じ始めましたか?」の問いに、第Ⅰ位が「目」、第2位が「口」と云うデータが出ています。人は、近くの物が見えづらくなると老化を感じ眼がⅠ位。これに対し口て感じる老化は様々。虫歯、歯周病による歯の喪失、噛む力、唾液分泌量、飲み込む力の低下などが、主な症状です。
特に歯周病菌は毛細血管を通じて全身の血管に入り込み、動脈硬化、心筋梗塞、肺炎のリスクを高めたり、糖尿病に影響を与えたりします。
また、若い年代に脂肪肝の人が増加しています。脂肪肝は中性脂肪やコレステロールが溜まる「肝臓の肥満」で肝硬変や肝臓ガンに進展する恐れが有ります。
その原因が血液中の「鉄」。肝臓には血液と同時に多くの鉄が集まり、活性酸素を大量に発生させ、様々な病気の誘因になります。女性の中には「閉経してから、血中のヘモグロビンの濃度が高くなった」と云うケースも見られます。
肝臓が弱っている人の治療法として、血液を抜いて体内の鉄分を減らし、肝臓の負担を軽減する「瀉血(しゃけつ)療法」というのが有ります。この瀉血療法に近い効果が有るのが「献血」と言われています、男性や閉経後の女性には、年にⅠ度の献血が有効。また、半年にⅠ度の口内チェックとⅠ年にⅠ度の献血で若返りの習慣を。